こんにちはビデトです☆
この記事では、不動産投資のちょっと怖い部分、「維持費」について少しピンポイトに解説したいと思います。 それはずばり「エレベーターの修繕費」
浮いたお金で今のうちに不労所得ゲットとか、銀行に預けるよりもマンションオーナーになった方がイイとかの話がありますが、全てが上手くいくとは限りません。
これから始めようとする人は知識として知っておきたい部分ですね!
sponsored link
目次でぱっと流れをみる
ローン以外の支払いで詰まることも
ふと、不動産投資で悩んでいる話を目にした時に、ある話を思い出しました。
それは、ローン以外の支払いのせいで、物件の維持が難しくなったという話。
【例1】
単純にエレベーターの修繕を想定していなくて、急に工事費用を聞いて絶句したオーナー。
【例2】築20年以上5F建てマンションの場合
オーナーにはそれなりの知識があって、修繕積立金も1500万円あるのを確認してマンションを購入。 しかし、購入直後に総会資料を確認したところ、何ヵ月も前に1500万円を超えるエレベーターの改修工事をすることが可決されていました。 問題のエレベーターは問題なく動くし、乗り心地も悪くありません。 理事長の判断ですでに決定されており、オーナーさんは売る事にも視野に入れる始末。
どちらのパターンもあるんでしょうね~ 知識が無くてもあっても修繕費という名の「リスク」は付きまといます。
例1の場合は、ローンさえ払えればと考えていた、完全に甘くみていたパターン。
夢の不労所得どころか、満を持して手に入れた物件によって、自分を苦しめるパターンにもあるということです。
例2のパターンはこれから増えてくるのではないでしょうか。
特に2012年問題以降はエレベーターの部品供給を理由に、劣化していなくても改修工事を迫られるパターンもあり、思わぬトラブルに巻き込まれオーナーを悩ませそうです。
改修工事の費用と種類
3種類の費用の目安
一般的な10F建てマンションでの費用の目安。
全撤去リニューアル:1200万~1600万円
準撤去リニューアル:700万~1100万円
制御・部分リニューアル:400万~700万円
ネットで調べると、大手に頼むとこのくらいが相場で、それ以外に頼むと3~4割価格が違うようでした。
工事の種類
【全撤去リニューアル】
文字通りエレベーターシャフトや、建物にあるエレベーターの構成機器を外し、すべての部品を最新機種に取り換える工法。 工期は約1ヵ月、工事内容が本体工事以外にも建築関連工事、電気設備工事なども含まれるので「建築確認申請」の届が必要な工法。
【準撤去リニューアル】
ガイドレールなどを再使用し、「巻き上げ機、制御盤、ロープ、カゴ、」等だけを最新にする工法。 土台を残したままなので、工期は2~3週間。 複数設置の建物で多く採用され、エレベーター本体工事以外の関連工事が少ない場合がほとんどです。 しかし、必要部品がオーダー品になる事が多く、工事自体は高くなりやすいようです。
【制御・部分リニューアル】
新設するのは主に経年劣化した部品のみの、部分リニューアル。 具体的に分けると、「インバーター制御」「カゴ部分」「乗り場」などの3種類です。施工主がエレベーターの状態に合わせて内容が決まるので、部品の注文が限定され費用は少な目、工事期間も週間くらいになるそうです。
リニューアルのタイミング
オーナーが最も気になるのが費用の次に「その時期」ではないでしょうか。
使用頻度やメンテナンスによっても変わりますが、一般的には25~30年と言われています。
他にも、「段差がでてきた」「異音がする」などの理由でリニューアル時期が早まることもあるそうです。
2012年問題
何年も前ですが、エレベーター製造メーカー各社が本体製造中止後、約25年以上経過した機種は部品供給を停止すると発表。
そしてこの2012年こそが、発表の影響で部品供給停止になる機種が最も多くなるのため、「2012年問題」と言われています。
ただ、すべての25~30年経っているエレベーターが該当しているワケではなく、型番によっては対象外でリニューアルの必要はありません。
供給中止になるのは、発電機やモーター、などの基幹装置の重要保安部分です。
エレベーターの数
国内のエレベーターの数は約70万台と言われていて、その中の数万台が今後数年で部品切れになると言われています。
このような状況もあり、ビルオーナーやマンションを管理する側には、重要な工事をしなくてはいけない時期がそのうち迫ってきます。
多額の費用もかかるので、「そのまま使用したり」「メンテナンスのみ」で対応する物件も増えていくのではと不安も感じます。
注意したいのは、リニューアルを行わない場合、保守点検を打ち切られる可能性があるということです。
当たり前ですが、メーカーも安全を無視した管理者とは関係を断つという流れです。
思いもよらない資金難で、大事な関係が崩れると、その後のメンテナンスも苦労するでしょうね。
思ったこと、伝えたいこと
最後までネガティブな内容になってしまいましたが、別に不動産投資を批判しているワケではありません。
もちろん、その世界で成功を収め、見事に不労所得を確立している人も見てきました。
頭の効くオーナーならリニューアルを逆に利用して、効率が良くなるように改善してランニングコストを下げる人だっています。
言いたいのは、目先の情報だけで不動産投資に足を入れたり、この先何十年かを見据えて計画を立てるのが大事だということを伝えたかったのです。
この考えを応用すれば、今世の中のどの副業が有利か、何十年後も安定しているかが自分なりに予測しやすいと思います。
物件やせどりなどの在庫リスクに比べ、ブログやFXなどのアクティブに動ける稼ぎ方など、色々な視点からも見れるようになりますね。
そういったことからも、私は在庫を持つビジネスには手をだしてこなかったし、どちらかというと初期費用も維持費もそんなに負担にならないビジネスを選んできました。
話がずれてきたので、そろそろ不動産投資についてのリスクについてはここで終ります!
知識を付けて、目を利かせてより確実なビジネスを選びたいですね☆
sponsored link
コメントを残す